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2016年7月

父の残したもの

私の父は、学者さんでした。
ドイツの宗教改革だか、農民戦争だかがご専門で、トマス ミュンツァーに関しては、結構な権威だったらしい・・・
このあたりのことはまったくわからない私(ドイツ史専攻だったけど、私は現代だったから・・・言い訳)に生前
「わしが死んだら、お前も少しはわしの偉さがわかるぞ」なんて冗談で言っていました。

2010年9月に父が亡くなり、残された膨大な本をどうするか。


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こういう専門書は、必要な方にとってはのどから手が出るほど欲しいものですが、私たち一般人には「資源ごみに出そうか?」という程度のものです。

父の教え子さんや、同じ研究をしておられる若い学者さんに来ていただいてほしいものを持って帰ってもらおうか、と母と話していたところ、父のお弟子さんが「これほどまとまった資料を分散させるのはもったいない」と言ってくださって、父が教鞭をとっていたことのある広島大学の図書館が引き受けてくださることになりました。
父にとって、愛する故郷の広島に、自分が愛して集めた蔵書を収めていただけるなんて、最高の幸せです。

そして、翌年の3月に父の本は、広島に旅立って行ったのでした。
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それから、もうそのことを考えることはなかったのですが、昨日広島大学の図書館からメールをいただきました。

「 2011年3月に田中先生からご寄贈いただきました資料の図書館への受入・目録作業が先般終わりました。
受入冊数は和書77冊、洋書468冊の合計545冊です。
登録しました図書の文庫名には「田中図書」とデータ入力しています。」こういった内容でした。
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本当にうれしいことです。

父は倒れて入院し、そのまま亡くなる・・・その日の朝まで書斎で仕事をしていました。
開けたままの辞書を母も私も閉じることができませんでした。
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パパ良かったね、安心したでしょう
パパの集めたたくさんの資料は、きっとこれからの若い学者さんの役に立つと思うよ。

父が亡くなって今年でもう6年。
仏教でいうと7回忌だね。
うちはクリスチャンだから、面倒な法要を一切することなく、楽させてもらってます(笑)

パパは本当に偉かったんだね!って不詳の娘はいましみじみ思っています。

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息子が帰ってきて、ちょっと真面目にご飯を作ってます。
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サーモンと赤エビのカルパッチョ。息子の大好物のシュニッツェル(上海でドイツ人の友達ができて、ドイツレストランに行ったとき、母がシュニッツェルを作ってくれると話したそうです)。水ナスとトマトのサラダ。赤エビの頭を使ったスープ

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息子がアメリカでは自炊して、友達にもご馳走したいから、簡単に作れる料理を教えてほしいというので、フライパンで作れるローストビーフ(私はいつもストウブのお鍋で作るのだけど、フライパンも簡単で美味しい!)。タコとおくら、トマトの梅ドレッシングサラダ。親もつとネギの煮物。ブロッコリー。

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これまた息子が、日本風のパスタを教えてほしいというので、ナポリタン。茹で鶏(海南鶏飯の作り方です)。そのスープと冬瓜、白きくらげ、干しエビのスープ。水ナスのお漬物。

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タイスキ。ネットで注文したら、巨大なタイスキのたれが届いちゃいました。鮟肝ポン酢。...
帰国して一週間。
随分大人になったなと感じます。

髪の毛が伸びた私に一言。
「かあさん、その髪の毛全然似合わない。長州力みたいだよ」
いらん、一言だ!!

なんだか盛り上がらなかった参議院選挙が終わり、いよいよ都知事選です。
投票率が悪いのは、政治に関心がある人が少ないというより、投票場に問題がある気がするんだけどな・・・
うちのあたりは、坂道が多いから、あの暑い中、坂を上がったり下ったり・・・絶対に足が悪かったり、体調が悪かったら行けないと思うよ。もっと投票場のことを検討してほしいと思うのです・・・
近くのコンビニでもいいし、区内であれば指定のところ以外でもOKとか。
国勢調査さえインターネットで簡単にできるのだから、ネットも使えればいいのにと思います。

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「帰ってきたヒトラー」

昨日は一日、そして仕事がお休みでした!
映画1000円だし~ということで、映画大好きな仕事の同僚と映画だよ~~!!
「帰ってきたヒトラー」を見に行きました。

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あのヒトラーが現代にタイムスリップする物語です。 ...
私は「仁」「ちょんまげぷりん」「信長協奏曲」「侍せんせい」「信長のシェフ」「戦国自衛隊」などタイムスリップもの、結構好きなんです。

今回もコメディということだし、ナチスは大学の卒論のテーマだったし・・・割と軽い気持ちで見に行ったのですが、非常に重い映画でした。

これはコメディじゃない!
もちろん笑うところもいろいろあるけれど・・・
一番怖いのが、ヒトラーが天下を取ったのは、クーデターでもなんでもなく、国民に選ばれたということ。

「私を選んだのは国民だ」というセリフが何度も出てきます。

イギリスがEUを離脱したり、難民問題があったり、今日もバングラディッシュでテロがあったり。
こんな世の中だから、ものすごく恐ろしいテーマの映画だと思います。

2014年にこの映画を作ったドイツの先見の明というか、危機感というか・・・
さすがだと思いました。

日本は、今までにないほど危機に面しているのに、なんとなく毎日が平和で、穏やかに暮らせています。
目の前に参議院選挙、そして都知事選があります。
「国民が私を選んだ」、選ぶ国民の責任がどれほど大きいか、一票の重みを感じました。

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